好意的: 一人旅の人にもふたり旅にもご家族にも、ぜひこの宿をお勧めしたい。 まず、町の広場に着いたら既にご主人が迎えにきてくれていました。第一声は「パラッツォへようこそ。長旅おつかれさま。コーヒーでも飲みますか？」と言って近くのバールへ。ややブロークンながら英語を話してくれます。旅の英語なら、これで十分です。 パラッツォは小さな街ですが、公共交通機関で行くには右に左にとうねるカーブの道を三時間ほどバスに揺られなければなりません。最高のおもてなしから始まりました。 お部屋は可愛らしく、ゆったりとして清潔。良心的な価格設定。文句のつけようがありません。 「僕もこないだインドとネパールを三ヶ月半かけて旅して来たんだ。だから、旅人が何を求めているのかは、知っているつもりなんだ」 ご主人自身も旅人だそうで、そしてパラッツォという小さな町を愛していらっしゃるのが伝わってきます。案内して下さる最中にゴミを見つけると、拾ってゴミ箱に捨てていました。この方以外にシチリアでポイ捨てされたゴミを片付ける町の人は、私は見ることがありませんでした。 特筆すべきは併設したレストランです。昼も夜もここで食べましたが、昼のトマトソースのスパゲッティと、サルシッチャのショートパスタ、絶品中の絶品でした。調理は宿の主人のお母さまです。そして、夜はピッツァ職人ダヴィドの焼くピッツァが食べられます。この男の焼くピッツァは世界一美味い。お母さまとダヴィドは英語を話しません。イタリア語とシチリア語だけです。ダヴィドはドイツ語が少し話せます。 「夜はピッツァを食べる？」と言われて「それでは是非」というと、なんと昼からせっせと窯の準備をしてくれました。 宿の前にはいつも小型犬が居座っていて、陽光の下、まどろんでいます。この犬がまた可愛い。宿に戻ってくる我々をいつも迎えてくれ、出立するのを見送ってくれます。 「ついてきて」と言った主人に案内された先、宿の裏に生えた林檎の木からもぎとった小さくて緑の林檎の美味しいこと！ 運が良ければ宿の主人のみんなや宿泊客と、夜は酒盛りです。 Wi-Fiの電波が少し弱かったですが、そんなことは問題ではありません（それに、言ったら改善してくれます）。 この宿とこの飯屋に行くためだけにパラッツォに訪れたい、そんな風に思わせてくれる場所です。絶対におすすめです。 「僕は、旅人が何を求めているのかわかってるんだ」 その答えが全てありました。 明るい陽射し、澄んだ空気、目を見張る風景、美味しい珈琲、美味しいごはん、温かい人、その笑顔、イタリア語の音、強烈な郷愁、そして（ほんの少しの）不便さ……。 いつまでもなくなって欲しくない場所です。 ---------------- I would absolutely recommend this accomodation for backpackers and also lovers or friends. First of all, the host came for us when we arrive at Palazzo, and said “welcome to Palazzo Adriano, it might be a long trip here. you want to have a coffee?” English a bit broken but enough to communicate with for travellers. room is cute and clean, easy and comfortable. Price quite conscientious. Perfect and nothing to be desired. “I went to Nepal and India for 3 and a half month. I know what travellers want” he said. That makes you capable of his affection to travelling and the place “Palazzo”. When he finds litter he picks it up and disposes in a rubbish bin. He was the only one I saw in Sicilia behaving like this. noteworthy: The restaurant Adjoining. We ate lunch and dinner here.. 否定的: あるわけがない absolutely nothing..
Clara.
